2021/12/18 浜離宮朝日ホール
歌曲・ガラコンサート〜世界の国からこんばんは〜
アメリカ歌曲
バーバー S.Barber (1910-1981)
・ヌヴォレッタ 作品25 Nuvoletta Op.25(詞 J.Joyce ジョイス)
・ノクターン 作品13-4 Nocturne Op.13-4(詞 F.Prokosch プロコッシュ)
=アンコール=
コープランド A.Copland (1900-1990)
・私は猫を買った I boutht me a cat(American Folksong 民謡)
訳詞は下記サイトに掲載されています。
https://www.otonekobo.com/about-7
コンサートに際してのご本人のFB投稿を引用させて頂きました。
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🌸私はサミュエル・バーバーの《Nuvoletta》と《Nocturne》Op.13-4を歌います。
《Nuvoletta》は、ジェイムス・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』のひとくだりから作曲されたものです。この小説は、各所に世界中のあらゆる言葉が散りばめられていて、言葉遊びなど「ジョイス語」と言われる独特の表現が見られます。
この難解な小説にバーバーは耳に感じる音を優先し、色彩豊かな表現で作曲を行っています。
ジョイスの小説の終わりにはピリオドを伴わず、theが置かれ、この定冠詞が第1巻冒頭に続いていて、作品全体が人類の意識の流れの終わりなき円環をなす事が示されています。
《Nocturne》は世界中で愛されているバーバーの歌曲作品で、愛のテーマについて焦点をひとつにまとめ、静かな情熱と愛の正義について大きな世界観と共に歌い上げられた作品です。
お聴き頂ければ幸いです。
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